初めてのV:tR体験記

シナリオが届くこと

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本番九日前、朝

 一日後にテストプレイの予定を入れてある。予定があるのにシナリオ作製をしていないというのは、なんとも妙な不安がある。

 ここで気付く。coyoteD20 氏はぎりぎりになるが、ちゃんと仕事はする人だ。これは大丈夫だろう。だが。考えてみれば彼は『V:tR』を持っていない。つまり、シナリオが渡されてからは、キャラクターの準備や細部のルール、データの調整は s2 がしなければならないのだ。早速催促する。一日早くすべきだった。後悔……じゃない、反省する。今後に活かそう。

 シナリオは昼頃届いた。ご覧に入れよう。

V:tRシナリオ
Ties that Bind

同じ寝床に4人のヴァンパイアが集まる。
その集まった理由とは? それぞれが隠そうとしているものとは。

テーマ

ばらばらのコンセプトのキャラクター
カマリリャの生き残りようじょが、世界について語る
同じ秘密を共有するもの同士が、なんとなく一緒に生きていこうという決断をする

場所

デトロイトの廃校

理由

1:故郷 ギャンレル

 スラムのうらぶれた学校で生まれ、捨てられた。
 その後抱擁され、ここを寝床にしようと思い立ち、訪れた。
目的:新しい生活
性格:物分りの悪い若者

2:抱擁された場所 ディーヴァ

 何者かに廃校に連れこまれた。
 その思い出を断ち切ろうと、この場所を破壊しに現れる。
目的:過去の払拭
性格:詩的精神に満ちている愚者

3:寝床 メケト

 伝令。公司に暇をもらって、寝床に帰ってきた。
 自分が戻らないうちに、ずいぶんと寝床もあらされてしまった。 
目的:寝床の安寧
性格:落ち着いた指導者

4:偶然 ノスフェラトゥ

 公司の猟犬の一人。
 カマリリャ復活をもくろむ血族と戦って傷を負い、廃校にやってきた。
目的:一時の休息、版図の保護
性格:血の気が多く、任務に忠実

シーン

オープニング 1,2,3,4
ミドル
シーン1

 生まれ故郷を訪れる1と、そこに慌しく現れる4 

シーン2

 自己の感傷から廃校を破壊しようと現れる2と、それに気づき、阻止しようとする3

シーン3

 4人が集まり、自己紹介をする。3の案内で、構内を回る。2の思い出の場所に行く。
 地下から、トランペットの音がする。1はこの学校に地下があることを知っている

シーン4 侵入

 カマリリャ復活をもくろむ集団が、やってくる。戦闘。
 彼らは旧カマリリャ体制を賛美し、ここにカマリリャ時代の記憶を次ぐ長老が眠っていることを突き止めた。旧版の氏族名をコードネームとして使っている。

シーン5 復活

 トランペットの音をたよりに探していくと、地下に大きなローマ的神殿がある。
 棺の中にようじょ長老ヴェントちゃんが。
 多くの記憶は薄れゆき、印象的なことしか覚えていないが、血族社会について教えてくれる。

シーン6

 ヴェントちゃんは公司の目から逃れ、自分を中心に新たな支配体制を確立しようともくろむ。
 PCたちは、その手足となり、秘密を守ることを要求される。
 選択肢 
 ヴェントちゃんのいうことを聞く、公司に相談する、ヴェントちゃんを倒す

エンディング 1、2、3、4

s2註:催促したために間に合わなかったのだろう。

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