初めてのV:tR体験記

PC設定の話し合い

 coyoteD20 氏が言うように、確かにPC2は難しそうだ。幾つか案が出る。「大人のゲームと言い含める」「セッション前に膨大な量のテキストを渡す」「ある場所に来た瞬間、思い出の断片を渡す。また別の場所では別の思い出を」など。三つ目は、「これはこういう事情ですか?」などと聞かれ、その答えがシナリオ進行に関係無いと文句が来そうだから却下。最初の案は「シナリオと直接関係は無いですが、ロールプレイの試されるキャラクターです。上級者向けといえるでしょう。でもこれが巧くできる人は、ヴァンパイア向き。喉から手が出るほど欲しい人材です」とプライドを刺激する方向で採用。二つ目も、これなら誰でもロールプレイできるだろう、ということで採用。

 しかし、これだとPC2だけが特別扱いになってしまう。どうしたものかしばらく悩むが、結局「他のキャラクターの設定を作って底上げ」という正攻法を取ることにする。PC3と4はどちらも公子と関係があるので、それを使うことにする。だが、単純な敵対関係では面白くない。そこで、互いに相手の悪口を公子から聞いていることにする。PC1は最後まで決まらず、テストプレイに望むことになる。すまん、PC1のプレイヤー。

 PC2の3に対する感情が微妙で面白いことにも気付く。しかしプレイヤーを信用できないので、「複雑な感情を持ちますよね。ポジティブでもネガティブでもあって、ないような」と露骨に説明するのがよかろう。(そしてテストプレイではうまく説明できなかった……)

 美徳と悪徳を使って『V:tR』を紹介するとともにセッションを盛り上げる、という話も出るが、これはテストプレイでは手が回らなかった……。

出来上がった物

 上を受けて、結局以下のようになる。

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